教室や体験で初めてステンドグラスを作った方は
こんなに手間がかかるんですね
とおっしゃることが多く、完成するまでの工程がたくさんあります。
(ステンドグラス体験では途中の工程から始めますが)
立体のハウス型やテラリウム、4~12面体のランプなど、
作りたいと希望する生徒さんはよくいらっしゃいます。
6面のハウス型テラリウム
10面のデイジー
ランプ
パイナップル型ランプ
ガラスのピースは少ないし、直線のカットだけだし、同じ形だし、簡単!
すぐ完成出来るじゃん!!
と思っていた方・・・残念。一見簡単そうに見えますが、実は難しいのです。
なぜかと言うと
角度が大事だから
です。
作る前に設計をし、それを基にガラスを切り出します。
この角度が1度でもズレると全てがズレていくのです・・・。
(8面のランプの場合、8枚分1度ずつ大きいと、8度もズレていきます)
作家さんや職人さんによって作り方は違うと思いますが、
私の作り方は、
作りたい大きさをラフに描いてから設計
をしていきます。
なので、
作りたい大きさや、この場所にこの大きさのランプを置きたいな
という希望に合った作品を作ることが出来るのです。
設計が仕上がれば、次はガラスのカット。
ここでガラスを正確に切り出すことが出来れば、次の工程の研磨する作業が楽になります。
これは、面体のステンドグラスだけではなく
パネルやランプなど、どの作品でも同じように言えるのですがね・・・
うまくカットが出来なかった場合や、少し大きくなってしまった場合は
次の工程の研磨できちんと形と大きさを整えます。
ここでポイント。
すべて同じ大きさ、同じ角度、同じ長さ
にしなければなりません。
すごい神経使いそうですが、ここで失敗すると先ほども言ったように
8枚それぞれ1度大きいと、8度もズレていく
ということになります。
ガラスを正確に切り出すことも大事なのですが、その後の研磨する作業も大事で
ミリ単位で調整する場合があります。
パネルを作ることよりも、気を付けなければならないことがあり
ガラスのピースが少ないからと言って簡単とは限りません。
パネルにはパネルの難しさ、面体には面体の難しさがあるのです。
たくさん
難しい、神経を使う、ミリ単位で・・・
などと話してしまいましたが、最初からうまく完璧に出来る方はいません。
少し不格好でも、自分が一生懸命に作った作品は、愛着が湧いてくるものです。
私の教室では、その生徒さんに合わせて教えています。
課題を出す場合もありますが、ほぼその生徒さんが作ってみたいものを作っています。
面体の作品を作ってみたい生徒さんには、先ほど話したことをお話しするようにしています。それを理解したうえで制作をしてほしいからです。
ただ、
難しいところはサポートしますし、出来ないところはお手伝いします
と必ずお伝えをするようにもしています。
やってみようというその気持ちを大切にしていきたいからです。
ステンドグラスが好きな方
ガラスが好きな方
何か趣味を探している方
手先が器用な方
ものづくりが好きな方
楽しいことを探している方・・・
などなど大歓迎です☆
一度、ステンドグラスをやってみませんか?はじめてみませんか?
秋田テルサ カルチャースクール
生徒さん3名
初めて作ったランプ
遊学舎教室
6面の吊り下げランプ
あきた文化保健センター カルチャースクール
フラワーベース
Comments