工房案内
令和元年5月1日設立。
秋田県秋田市内の自宅でステンドグラス工房Mare(マーレ)という小さな工房を構えています。
Mareはイタリア語で❝海❞という意味です。私の名前の海っぽい響きと❝作品を生み(海)出す❞の言葉を掛けてこの名前をつけました。
工房で作業をしながら、各施設での教室に出向いています。ご要望がありましたら、場所を借りて体験を行うこともしています。ありがたいことに時々、工房の場所や作品についてのお問合せをいただくのですが、現在のところ、場所は非公開となっております。作品についてはギャラリーに載せておりますので、そちらをご覧になってください。
また、オーダーメイドなどのご要望も承っております。秋田県内在住の方は直接お会いして打ち合わせをしております。県外の方については、お電話もしくはzoomで打ち合わせとなりますのでご了承ください。(近隣県の方はご相談ください)
ステンドグラス作家になったきっかけ
私の母は長崎県出身で、小さい頃から長崎の歴史に触れてきました。その中でも一番好きだったのが❝ぽっぺん❞。いろんな呼び方があるのですが、よく言われるビードロのことです。色とりどりの薄いガラスで出来ていて、息を吹き込むと音が鳴ります。あのキラキラしたガラスと、ポペンという音・・・今もたまらなく好きです。
ぽっぺんはステンドグラスとは全く違うものですが、ガラスを好きになったきっかけはこのガラス細工からでした。元々、小さい頃から色の付いた透明な物に惹かれるところがあり、すぐステンドグラスにも魅了されるようになりました。
「大人になっていつか家を建てることがあったら、ステンドグラスをはめ込みたい」とずっと心の片隅に置いたまま大人になり、その小さな夢を叶えられるチャンスがやってきたのです。色々と探していたところ、ステンドグラスを扱っている❝アンティークスゆい❞という工房を見つけました。店主に事情を話すと、「自分でも作れるよ」仰っていて記念にもなるだろうと思い、作ることにチャレンジしてみることにしました。制作はとても楽しく、ただ趣味として終わらせたくないと思うようになり、作家の熊谷聡先生に師事し、修行を重ね、作家となりました。