今回は曲線のガラスカットの仕方とコツをお話ししていきたいと思います。
基本的にガラスは真っ直ぐ割れる性質がありますので、曲線をカットだなんてムリムリ!!!と思いそうですが、上手にやれば出来るのです!上手にカットが出来るまで、何度も失敗して「もうカットするの怖い~涙」となってしまうこともありますが、失敗しないとうまくはなれません。
ステンドグラスのガラスカットは思い切りが大事です。恐る恐るやると、スコア(カッターでつけるキズのこと)がきちんと入っていなかったりして失敗します。
では、曲線のガラスカットの仕方を説明していきましょう。
この線に沿ってカットをしていきます。(ガラスが汚れていてすみません汗)
うまくカットができると、
こんな感じに。
カットが不安な方は何回かに分けてカットするとよいです。
今回は3回に分けてカットしていきます。
まずは点線①をカット。
焦らず、ゆっくりとスコアを入れましょう。チリチリ・・・と音が鳴っているとキチンとスコアが入っている証拠。
曲線の場合は、スコアを入れたらランニングプライヤーで挟んで割り取るのではなく、カッターの上の方を使ってコンコンコン・・・とスコアを入れたラインを叩いて(タップ)みましょう。
すると、このように叩いた振動で亀裂が入っていきます。(スコアがきちんと入っていないと亀裂が入らなかったり、違う方向に亀裂が入ったりします)
うまく亀裂が入れば違う方向に割れる心配はほぼありません。(叩き方が悪ければ別ですが)このままタップをしていると、パリンと下に割落ちます。
これを②、③と繰り返していきます。
だんだん細くなっていきますので、グロージングなどの工具を使って割り取ることもオススメです。
こんな感じで、曲線のカットができました。
浅いカーブだと簡単にできますが、カーブが深ければ深いほど難しくなっていきます。
コツは
①焦らずゆっくりスコアを入れること
②タップは慎重に
です。
カットが得意な方は余裕でしょうが、心配な方は失敗を恐れず何度も練習しましょう☆
ちなみに、丸のカットは
点線をカットした後、
黒の部分をカットするだけ。
どのルートでカットをするかは、自分のやりやすいやり方でいいと思います。
究極を言えば、正方形の四隅をカットして、後はルーターで形を整えればいいだけ。
丸はそう難しくありません。
ステンドグラスのガラスカットは個人差がでますが、どんなに上手な方でも失敗はありますし、何度も何度もトライをして上達していきます。私も何度と失敗をして落ち込んだことか・・・
私のやり方でのコツは先ほど話した通りなのですが、自分がカットしやすいやり方が一番だと思うので、自分のやり方を探してみるのもありだと思います。
恐れずトライしてみましょう!
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