去年、ブログを更新してから2カ月以上経ってしまいました。
3月になり春が急にやってきて、暖かい日が続いていますね。お日様がポカポカ気持ちがいいです。
この2カ月、何をしていたかと言うと、充電をしていました。
この期間中に何もしていなかったわけではなく、のんびり作品を作ったり、ステンドグラス教室、修理などをしながらこれまでのことや、これからのことなどを考えたりと模索していました。
そんな時、魔女の宅急便のお話の中で、絵描きのウルスラの小屋へ主人公キキがお泊りをした場面を思い出しました。
キキが空を飛べなくなり悩んでいることを話すとウルスラはこう言いました。
「そういう時はジタバタするしかないよ。描いて描いて描きまくる。」
「描くのを止める。散歩したり、景色を観たり、昼寝したり・・・何もしない。そのうちに急に描きたくなるんだよ。」
「ある日全然描けなくなっちゃった。描いても描いても気に入らないの。それまでの絵が誰かの絵って気づいたんだよ。自分の絵を描かなきゃって。」
「魔女の血、絵描きの血、パン職人の血。神様か誰かがくれた力なんだよね。おかげで苦労もするけどさ。」
と。
キキのように魔法が弱くなったというようなわけではないのですが、
自分に何が出来て、何が出来ないか。
そこに心が入っているか、入っていないか。
色んな情報を得たり、様々な職人さん、作家さんの作品を観たり触れたりすることはとても大事なこと。こんな風になりたいと憧れを持つことも大事。だけど自分の軸から外れてしまうのは意味がないかな・・・。私は、意識をして作品が出来上がるのでなく、自分から込み上げる何かを作品にすることが大切だと思っていて。
何かにチャレンジしたり、自分が出来なかったことにトライしてみるなど、頑張ることは素晴らしいですし、頑張ったその先に達成や向上があるのも確か。頑張るとは忍耐して努力するという意味だけど、頑なに我を張らなくてはならない。自分が思っていないことや心にないことを頑張るのはちょっと違うのかなぁ。。。ただ、心からやりたいことには全力投球なのですが。
なので、一度様々な情報などから離れ、自分の芯となる部分を覗いてパワーを養うことをしてみました。お陰様で、少しずつ先が見えてきたような気がします。自分が楽しくなければ周りの人を楽しませることはできない。いつも笑顔で楽しく、自分の心と対話しながらこれからもステンドグラスを愛し作品を作っていきたいです。
話は変わります。
前回もお話しましたが、去年の12月であきた文化保健センターが閉館になり、そこで受け持っていたステンドグラス教室は終了となってしまいました。生徒さんの気持ちを考えるととても残念ですし、気持ちに応えたいたいけどどうしようかと考えていたところ、ありがたいことに秋田駅前の秋田カルチャースクールとご縁があり、6月から講座を受け持つことになりました!!
まだ生徒さんの募集はしていないのですが、ステンドグラスに興味のある方や作ってみたい方、趣味を持ちたい方、人生を楽しみながら生きたいと思っている方など、一緒にステンドグラスを作ってみませんか?完成した時の喜びや、ガラスに光を通した時の感動は心に栄養が染みわたる感覚です。
スクールの募集が始まりましたら、またブログでお知らせをしようと思いますので、しばしお待ちくださいませ☆
あきた文化保健センター 生徒さんの作品
次回は、曲線のカットのコツをお話していこうかと思います!
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